igonnoyoushikisei 遺言の要式性(いごんのようしきせい)

遺言は、民法に定める方式に従わなければなりません。遺言をするにも、民法に定められ方式に従うことを要するという意味で、遺言の要式性などと呼ばれます。一見、遺言が自由に書けることと矛盾するようですが、遺言の偽造や変造を防止したり、遺言者に遺言をするにあたって慎重な意思決定をさせ、遺言者の最終意思を確実に実現するという遺言制度の趣旨に適うものです。