相続登記とは、相続を原因とする不動産登記のことです。一般的には、相続を原因とする所有権移転登記（相続による不動産の名義変更）を指しますが、所有権に限らず、相続を原因とすれば、すべて相続登記です。不動産登記は、登記権利者と登記義務者が共同して申請するのが原則ですが、相続を原因とする所有権移転登記は、登記権利者・登記義務者という区分けができないこと、又、登記の真正性は、登記原因証明情報が戸籍等の公文書に限られているため確保されていることにより、共同申請主義の例外として、相続人からの単独申請が認められています。
